シメゴ経理代行 by Never Red無料相談

経理業務の一覧|日次・月次・年次でやることの全体像と、外に出せる範囲

経理業務の一覧|日次・月次・年次でやることの全体像と、外に出せる範囲

この記事の要点

  • 経理業務は、日次・月次・年次の3つに分けて一覧にすると、全体像がつかめます。日次は量が多く定型的な仕事、月次は締めて経営に渡す仕事、年次は対外的に数字を確定させる仕事です。
  • 外に出せるかどうかは、自社固有の判断が要るかで決まります。集める・記帳する・合わせる・まとめるは外に出せ、承認と判断は社内に残します。税務申告は税理士の領域です。
  • 自社版の一覧を、担当者・実施タイミング・所要時間つきで作ると、属人化している業務と、時間のかかっている業務が見えます。
目次
  1. 経理業務は「頻度」で分けると全体像が掴める
  2. 日次の経理業務一覧
  3. 月次の経理業務一覧
  4. 年次の経理業務一覧
  5. どこまで外に出せて、何を社内に残すか
  6. 一覧を作ること自体に価値がある
  7. シメゴの考え方:処理を引き取り、判断を社長に残す
  8. まとめ

「経理って、結局なにをやっているんだろう」。社長やバックオフィスの担当が抱きやすい疑問です。経理は担当者の手元で完結していることが多く、中身が外から見えにくい仕事だからです。

見えないと、困ることが二つあります。担当が辞めたときに引き継げないこと。そして、外に出すべき仕事の判断ができないことです。この記事では、経理業務を日次・月次・年次に分けて一覧で整理し、それぞれ誰がやるべきか、どこまで外部に任せられるのかまでを、中小企業の目線でまとめます。

経理業務は「頻度」で分けると全体像が掴める

経理の仕事を機能ごとに並べると、どうしても細かくなりすぎます。「どのくらいの頻度で発生するか」で分けると、全体像がすっと入ってきます。

大きく分ければ、毎日発生する日次業務、月に一度まとめる月次業務、年に一度の年次業務。この3つです。それぞれ性質が違うので、任せ方も変わってきます。

区分性質主な中身
日次量が多く、定型的証憑整理・記帳・入出金確認・請求書発行
月次締めて、経営に渡す残高照合・試算表・月次レポート・給与計算
年次年に一度、対外的な確定決算・税務申告・年末調整・法定調書

日次の経理業務一覧

毎日、あるいは週に何度か発生する仕事です。一つひとつは軽いが、量が多いのが特徴です。

ここは「判断」より「処理」の比率が高い領域です。ルールさえ決まっていれば、担当が誰であっても同じ結果になる。だからこそ、外部化や自動化と最も相性がいい部分でもあります。

月次の経理業務一覧

月に一度、数字を締めて経営に渡すための仕事です。日次の積み上げが正しくないと、ここで詰まります。

詰まりやすいのは残高照合です。合わない差分を追いかけるのに時間がかかります。私は、その原因の多くは日次の処理が溜まっていることにあると見ています。月次が遅いときは、日次の側も確かめてください。

経理の全体像が見えないと、「忙しい」の中身が分かりません。日次の処理が溜まって忙しいのか、月次の照合で詰まっているのか。どこに時間が溶けているかが分かって初めて、手の打ちようが決まります。

年次の経理業務一覧

年に一度、対外的に数字を確定させる仕事です。専門性が高く、期限が厳格という特徴があります。

ここで押さえておきたいのは、税務申告は税理士の独占業務だという点です。経理代行会社が申告を代行することはできません。年次は税理士と連携しながら進める前提になります。

どこまで外に出せて、何を社内に残すか

一覧で並べると、任せ方の判断がしやすくなります。判断軸はシンプルで、「その仕事に、自社固有の判断が要るかどうか」です。

業務外部化のしやすさ理由
記帳・証憑整理高いルールが決まれば誰がやっても同じ結果
請求書発行・経費精算高い定型的で判断の余地が小さい
残高照合・試算表高い手順が明確。むしろ専門家のほうが速い
給与計算中〜高定型だが、社内の人事情報との連携が要る
支払いの承認・実行低いお金を動かす最終判断は社内に残す
数字を読んでの経営判断低いこれは経営そのもの
税務申告税理士の領域独占業務のため経理代行では担えない

つまり、「集める・記帳する・合わせる・まとめる」は外に出せる。「承認する・判断する」は社内に残す。この線引きが基本です。経理担当がいなくて回らない会社は、処理を抱え込んで、判断に時間を割けなくなりがちです。

図 外に出せる仕事と、社内に残す仕事

1集める証憑の受け取りと整理
2記帳する仕訳の入力
3合わせる残高照合
4まとめる試算表、月次レポート
社内に残す承認する、判断する(支払いの承認・実行、数字を読んでの経営判断)。税務申告は税理士の領域

判断の軸は、その仕事に自社固有の判断が要るかどうか。

この記事の日次・月次の一覧から、4つの段に当たる項目を並べたもの。

ただし、外に出せる側をさらに細かく見ると、実際に契約で出ていくのは「入れる(会計ソフトへの登録)」だけ、ということがあります。前後にある「集める」「揃える」「合わせる」が社内に残ると、時間の合計は減っても中断の回数は減らない、ということが起こります。この落差については経理事務の代行|「入力だけ」を出したときに社内に残る手間に、工程ごとの切り方として整理しました。

一覧を作ること自体に価値がある

ここまで一般的な一覧を並べましたが、実際にやってほしいのは、自社版の一覧を作ることです。会社によって、発生する業務も頻度も違います。

「誰が・いつ・何分かけているか」まで書く

業務名だけでは足りません。担当者、実施タイミング、おおよその所要時間を横に書く。ここまで書いて初めて、属人化している業務と、時間を食っている業務が浮かび上がります。

引き継ぎの土台になる

この一覧は、そのまま引き継ぎ資料になります。経理担当が退職するとき、頭の中にしかない手順を可視化していないと、引き継ぎで困ります。一覧は保険でもあるのです。

シメゴの考え方:処理を引き取り、判断を社長に残す

シメゴは、この一覧のうち日次の処理と月次の締めまでを代行する設計です。お預かりした証憑の記帳から、残高照合、月次レポートまでを担い、経営が読める数字を毎月お渡しします。

目安として月次を5営業日で締める運用を前提にしていますが(取引量や資料の到着状況により前後します)、狙いはスピードそのものではありません。社長が処理から解放され、判断に時間を使える状態を作ることです。なお、決算・税務申告は税理士の領域なので、シメゴは記帳・月次までを担い、そこから先は顧問税理士と連携する形をとっています。

まとめ

経理業務は、日次(処理)・月次(締め)・年次(確定)の3層で捉えると全体像が掴めます。日次は量が多く定型的、月次は日次の積み上げが効き、年次は税理士と連携する領域。そして外部化の判断軸は「自社固有の判断が要るか」——集める・記帳する・合わせる・まとめるは外に出せて、承認と判断は社内に残す。

まずは自社版の一覧を、担当者と所要時間つきで書き出してみてください。「うちの経理は、どこに時間が溶けていて、どこまで外に出せるのか」。そう感じたら、無料コスト診断で、いまの業務の中身と任せられる範囲を一緒に見える化するところから始めてみませんか。

記帳〜月次レポートを月5万円から。処理は任せて、判断に集中を。

いまの経理業務、どこまで外に出せるか一緒に見てみませんか。

無料コスト診断を受ける →
浅香 祐輔

この記事を書いた人

浅香 祐輔(Never Red株式会社 代表取締役)

大手コンサルティングファーム(アクセンチュア/アビーム)出身。専門は経営管理改革とSAP財務会計(FI)。直近はSAP導入プロジェクトのPMとして、50名超のチームを率い、経理部門約30名のメンバーをまとめました。経理代行「シメゴ」を設計・運営しています。

シメゴのサービス ・ 運営会社の情報